無限の消費パターンから脱出する方法

昔のものは、頑丈だと言われますよね。

それでもやはり、モノはいつか壊れるものだから、

重要なのは、壊れても直せるかどうかというところ。

 

少し時間ができたので、撮影機材を点検や修理に出してきました。

僕の持っているストロボは、海外メーカーのプロ用のもの。

で、メーカーに修理に持っていったところ、故障部分のユニット交換と診断されました。

つまり、おかしそうなところを修理するのではなく、その基盤まるまる交換。

 

これ、簡単ですよね、きっと。

ちょっと無理やりに例えれば、タイヤがパンクしたから、ホイールごと新品にしちゃうようなものでしょ。

そして本来、パンク修理代だけで済むところを、新品タイヤとホイール代を請求する。

「このタイヤは少し古いし、またパンクするかもしれないから、新品にしたほうが安全ですよー」

お店は、パンクの穴を見つける手間も省けるし、新品も売れるから丸儲けです。

 

この発想。。。僕は嫌いなのです。

 

昔のモノづくりが良かったのは、壊れても直して、長く使い続けられることが前提だから。

綻びは縫い、切れなくなったら研ぎ、緩んだら締め直す。

そこには、そうした職人さんがいて、その問題箇所を探し、丁寧に修復をする。

モノを大切にしているのです。

 

そうした視点から見ると、現代の新しいものを買い続けるという発想は、日々の生活の中で洗脳されている様にさえ思えてくる。

汚れたから、色が落ちたから、何も悪くないけど古くなったから。

しまいには、新しいもの買うの好きだから。。。とかとか。

 

その無限の消費パターンから脱出する方法。

それは、値段を気にせずに、本当に欲しいもの、品質が良いものを購入する。

そして、しっかりとメインテナンスをしてくれる人を探し、手を入れながら長く使っていく。

 

ストロボ修理において、僕がいつもお世話になっているのが、小川さん。

本職はフォトグラファーだが、電気関係やものづくりが好きで、ストロボメーカーでさえ、この小川さんに修理を依頼するほどの腕前。

長い経験や試行の中で、独自の方法や解決手段を編み出し、修理をしたり改良を施してくれる。

 

メーカーで製造終了から期間が過ぎて、修理できないと受け入れられなかったものさえ、彼にかかれば直せてしまう。

いつも行けば1時間半ほど話をするのだが、ストロボ内のコンデンサーの話から、発光時間や発光菅のしくみ、様々なブランドの違い、電気の流れ。。。etc

小川さんは、本当に楽しそうにニコニコしながら話してくれる。

僕はこうした人、こうしたモノとの付き合い方が好きなのです。

 

良質で本当にいいもの。

自分が本当に気に入っているもの。

そうして手に入れものを、丁寧に扱い、悪くなれば修理し、長く最後まで使っていく。

こうしたモノの選び方が、消費パターンから抜ける方法だと思うのです。

 

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写真は小川さんのワンルームオフィス。

たくさんの計測器や工具そして部品に、旋盤用品、自作のストロボや発光菅。

そして大量の修理オーダーと保管しているストロボたち。

この中で、おひとりで作業をしています。