ODOP Summer of ’18 “On the road again in Thailand” Vol 1

2018年の6月の終わりから、7月の11日まで旅に出ていました。

旅といっても、今回はタイ人の友達に会いに行くので、どちらかといえば、毛の生えたお散歩みたいなものかな?

そんな毎日のこと、思ったこと、感じたことを

現地で書いて、随時アップしていました。

日付の横に書いてある “ICT” とは、現地時間のインドシナ時間です。

ちなみに日本はJSTね。

 

第2弾はこちら

第3弾はこちら

 

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(1) 2018 0701 0241 ICT

違う場所へ行く

違う空気を吸う

違う言葉を話す

違う食事をとる

違う場所で寝る

 

旅の途中、時々僕は何をしているのだろう?と思うことがある。

何処へも行かなくたって、何も変えなくたって、
いつもと同じ毎日だっていいじゃないか。

自分の中にいる、もう一人の自分が言う。

家がある場所で、いつものように生きていけばいいじゃないか。

 

答えは見つからない。

そもそも、何かを探しているわけではない。

ただ、今を生きる。

そして時間を積み重ねる。

 

 

アシスタントを辞めて、写真を撮りながらエジプトを旅していた、ある日。

一人で川沿いの道を歩いていた。

周りには畑しかない田舎道を歩いていると、畑で仕事をする二人の少年を見つけた。

僕は彼らの近くへ行き、声をかけて写真を撮った。

 

そうして撮影をしていたら、彼らが僕に向け何かを話し始めた。

何かを訴えるように話す、彼らのアラビア語は僕には分からない。

 

話しながら彼らが指差す方向へ目をやると。。。

 

そこに見えたのは、砂嵐だった。

 

茶色く巨大な壁のような砂嵐は、それまでの穏やかな青空を、どんどんと飲み込みながら、まっすぐにこちらへ向かってくる。

空気が徐々に揺れ始め、みるみる内に音を立てながら勢いを増してきた。

少年たちに手招きされ、3人でヤシの木の陰に身を隠す。

 

強風とともに、砂が顔や身体にバチバチと当たる。

少年達は頭に巻いた布で顔面をおおう。

僕も持っていたバンダナを顔に当てた。

その勢いがゴーッといった音とともにピークを迎えた時、あたり一面は砂の中に消え何も見えなくなった。。。

目を開けることもできない砂と風の中。

3人でヤシの木に隠れながらじっとと丸まっていた。

 

2-3分ほどだったろうか。

風が徐々に弱まり、バンダナの隙間から周りの景色が少しずつ見えてきた。

彼らを見ると、全身砂だらけ。

僕も耳の中まで砂だらけ。

僕らを飲み込み、過ぎ去った砂嵐は、さらにまっすぐに畑の上を進んで行くのが見えた。

 

こちらを関せず、ただただ大きなクジラに飲み込まれたような、不思議な感覚。

バンコクへ向かう機内にて、意味もなくその時のことを思い返していた。

 

旅に出ること。

それは何かを探しているのではなく、ただただ、いまを生きていると感じること。

ひとつひとつの経験から、学び考える。

もしも僕に探しているものがあるとするのなら、これが見つける唯一の方法なのだと思う。

 

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(2) 180702 1015 ICT

今回の旅に出るきっかけ。

それはリペ島でいつもお世話になっているGeeとのこんな会話から。

 

「近い内にソンクラーへ戻るから、よかったらおいでよ。来るんだったら色々と連れてくよ。」

 

ソンクラーは彼の生まれ育った故郷。

湖と海が混じる、自然豊かなところ。

リペ島がオフシーズンになると戻っているから、遊びにおいでとよく言っていた。

 

「いいねえ、いつ頃帰るの?」

「すぐだよ」

 

すぐって。。。いつなんだろか?

と思いながらスケジュールを確認すると、打ち合わせやら色々と入ってはいるが、撮影が入っていない時期を見つけた。

「OK、じゃ行くよ」と出発7日前に返した。

フットワークって、重くするのも、軽くするのも自分次第。

けれど、するとしないとでは、大きく違う。

僕は、見たいものを見て、行きたいところへ行き、広い世界と多様な価値観に触れていたい。

 

写真は、夕食の買い物を市場でしているGeeとLek。

Geeはよく人に話しかけては、笑わせていた。

例えばこんな感じに。

 

大きなマンゴーを売っているおばさんとの会話。

「こんな大きなマンゴーは見たことないなあ。なんて名前なの?」

「象の鼻」

「えー、象の鼻だって!?変な名前だなあー」

と言いながら彼は笑い、お店の人も笑う。

 

なんとものんびりしている。

彼と一緒にいると、穏やかで優しく、そして暖かい時間が送れる。

 

 

 

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(3) 180702 1101 ICT

市場の中には、魚、肉、野菜、果物とたくさんのお店が並んでいる。

牛肉の台では、肉が塊となって山盛りに乗せられ、おばちゃんが大きな包丁でザクザクと切りながら目方を図り売っていた。

もちろん冷凍などではなく、今朝まで生きていましたという感じ。

 

魚売りの台では、店の人がさっと何匹か皿に乗せ、測ったらちょうど1Kgだった。

持った体感で重さがわかっているのだ。

 

食って生きる上で大切なこと。

自分が何を食べていて、それはどこから来ているのか?

 

都市に住んでいると、どうしても加工された生活をせざるを得ないが、自然が近ければ近いほど、生きている感が増してくる。

 

 

 

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(4) 180703 1129 ICT

今滞在しているGeeの家はこんな感じ。

自分と仲間たちで、14年前に作ったそう。

 

この地域ではパームツリーがあちこちで育てられていて、その木を使っている。

とても頑丈な木だそうで、基礎だけにコンクリートを使い、それ以外の柱や床の渡しなどにはパームツリー、壁には竹も使われている。

 

そして特徴的なのは、高床式になっていること。

これは、昔からあった方法なのだが、新しい住居はみな普通にコンクリートやブロックで作られている。

 

高床式の特徴としては、下に影ができることで、風も抜けて部屋が涼しくなる。

コンクリートで作るのは、工期が短く安くできるが、熱がこもってしまう。

「昔の人の方が賢いよね」とGeeは言っていた。

 

僕が寝ているのは、海に面したスペース。

彼らが使っているマットレスをひとつ貸してくれた。

 

30メートルほど先には、この海が。

 

ここは静かな漁村なので、泳いでいるのは僕ひとり。

夕方になると、子供達が数人泳ぎに出て遊んでいた。

 

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(5) 180705 1130 ICT

ここに来てからずっと、一日中海パンを履いたままで過ごしています。

脱いでいないって意味ね。

それには大きく分けて2つの理由があるのです。

 

ー理由1ー

生活パターンによる。

今滞在している家は、目の前が海なので、こんな日常。

 

・朝起きて、ぶらぶらして暑くなったら泳ぐ。

・海から上がったら、海パンのままシャワーを浴びてそのまま。
もしくは、シャワーも浴びずにそのまま。

・庭ではウッドデッキをつくている最中なので、それを見たり写真を撮る。

・暑くなってくるので海へ行き泳ぐ。

・海から上がったら、海パンのままシャワーを浴びてそのまま。
もしくは、シャワーも浴びずにそのまま。

・テラスでランチを取る。

・写真を撮ったり、仕事をしたり。

・暑くなってくるので海へ行き泳ぐ。

・海から上がったら、海パンのままシャワーを浴びてそのまま。
もしくは、シャワーも浴びずにそのまま。

・写真を撮ったり、仕事をしたり、何処かへ行ったり。

・夕食をとる。

・履き替える理由がないので、海パンのまま寝る。

・そして翌朝になる。

 

。。。とまあ、こんな生活なので海パンを脱ぐ理由がない(笑)

 

そして、もう1つの理由。

本当はこっちの理由がメイン。

 

ー理由2ー

トイレがうまく使えない

 

世界あちこちで、トイレ事情って結構違うものです。

ここタイでは、水洗式で紙もそのまま流せる、日本のようなタイプは少ない。

特に田舎に行くと、排水パイプが細いのか紙自体が流せない。

 

ではどうしているのか?

便器の横に壺やバケツがあるのです。

中には水と桶が入っていて、右手を使いその桶で水をすくい、左手でお尻を洗うのです。

たいがい水道の蛇口も上についているので、そこから直接おけに水を入れてもOK。

 

。。。いや、この方法、全然OKじゃない!(笑)

 

手でうんち付きの自分のお尻を洗うのって抵抗感ありまくりです。

セルフ・ウォシュレットって感じだし。

 

ちなみに今まではゴミ袋持参でトイレに入り、そこに使用済みトイレットペーパーを入れていました。

けれど、今回はできるだけ現地の人と同じ生活をしたかったので、トイレットペーパーもやめているのです。

 

それと、海パン生活と、何の関係があるのか?

それは、全くうまくできないのですよ、この洗い方。

 

左手で洗うと、お尻のみではなく、足から何から(ナニではなく、何でもって意味。。笑)盛大にびしょ濡れ。

その後普通にパンツを履ける状態ではありません。

 

タオルで拭けばいいって?

濡れたお尻や足を拭くためにタオル持って行くくらいなら、最初からトイレットペーパーを使うでしょ?

 

なのでなので、すぐに乾く海パンで1日過ごしているのです。

これならびしょ濡れでもOK!

 

ちなみに、この話をGeeにしたら大笑い。

お腹抱えて笑っていました。

 

「でさ、どうやってるの?」と訊くと、やり方自体は正しい。

彼がいうには、

「左手に注意深く少しの水をすくってお尻を拭くんだよ」って。

 

そんな器用なことができたら苦労しないよ。

それに、それじゃ、綺麗になった気もしないし。

僕がうんちに抵抗感を持ち過ぎなのかなあ。。。?

 

まあ、そんなわけで、ずっと海パン履きっぱなし。

この副産物としては、海パンのままシャワーを浴びているし、パンツもズボンも履かないので洗濯物も少ない!(笑)

 

文化って、それぞれの国や地域でも違う。

色々な経験や生活をすると、固定観念の無意味さと、違う人や事への理解度が増えていきます。

 

。。。なんて、綺麗にまとめたりして(笑)

 

 

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第2弾はこちら

Summer of '18そんなタイでの生活を、現地からアップしている第2弾第1弾はこちら第3弾はこちら *************(6) 180705 1654 ICTGeeが兄のように慕っている、お隣のおじさん。毎日昼食をここの夫婦と一緒に取っているのだが、このおじさ...