ソニーαアカデミーポートレート講座「表現に正誤なんてない」

先週末に引き続き、ソニーαアカデミー「ポートレート講座」@銀座。

今日は3回コースの最終回、先週撮影した写真を持ち寄っての、講評の時間でした。

 

参加者の写真を一枚一枚、フォトグラファーとモデルの両方からお伝えする講評ですが、わたしも宏さんも「表現はその人の感性を形にするものだから、正誤なんてないだろう」という思いが根底にあるため、「教える」や「答えを渡す」ということは、ほんと、性分的にできません。

なので、「あなたならどう思う?」ということを考えてもらうのを前提に、わたしたちが感じたことや、もっとこういうことが出来るかもしれないよ、といったことを話してます。

自分のいいと思うものは、堂々と自信を持って「いい!」と言うのがいいです。

逆に言えば、「誰になんと言われても「いい!」と言えないなら、世に出してくれるな」とも思ってます、なんて言ったら、ちょっと意地悪でしょうか(笑)
(でもこれは撮られる側の本音です♡)

こうして毎度(必要以上に)熱く、時間もオーバーしてしまう講評です(笑)

 

 

2年前に講座を依頼いただいた時から、一貫してお伝えしているのは、

写真は、
一方的に「シャッターを押す」のでも
一方的に「撮ってもらう」のでもなく

撮る方は「こういう風に撮りたい」と伝えることだし
撮られる方は「こういう風に表現したい」とトライすること

ということ。

 

もちろん、それを写真として写しだすテクニックは必要ですし、トレーニングもたくさん必要です。

撮りたい絵を撮るために、必要な機材もあるだろうし、その設定を覚え、身体に叩き込むことも必要です。

 

でも、そうした機材やテクニック以前に、もっとも基盤の大切なことがあるよね、と思っています。

それは、ポートレートは物や風景が相手ではなく、「人」が相手であるということ。

そして「人」である以上、「一人で行うことには限界がある」ということかな。

 

もちろんだからと言って「人におまかせ」ということではありません。

 

「一緒に作っていこう!」という気持ちを、声に出し、力を出し合うこと

自分にできることを、できる限りやること

自分にしかできないことが、あるんだということ

それは絶対に放棄しちゃいけないんだってこと。

 

つまりは「自発的なコミュニケーション」なのかな。

 

講座でわたしはこれを、モデルの意見として伝えていますが、「それができたからモデル業がやってこれた」のではまったくなく(涙)

わたし自身が、長い間、自分の身体の不満や問題に、自ら取り組もうとせず、
ただ病院に行き、まな板の上の鯉状態で、医師の出す薬を飲むだけだったから。。。

そんな自分を省みて、
そっかー、それが違ったんだなーと、腑に落としながら
ちょっとずつわかってきたことのように思います。

 

自分の力だけで、なんとかしようとするのも違うし
相手の力だけで、なんとかしてもらえると思うのも違う。

 

その上で素晴らしい「作品」を作りたいという思いがあるなら、

自分にできることを増やしながら、相手との掛け算で生まれる化学反応を探しながら、
一緒に成長していけたらいいなと思っています。

 

今回もたくさんのみなさんと、ひとりひとり濃密なやりとりができて、とても嬉しく充実した時間でした。

ありがとうございました!

 

 

さて次回、7月からスタートの5回講座のテーマは、「浴衣」です。

わたしの愛する「和」の表現なので、モデルとして本気の本気で臨みます。

静なる美。秘めたる美。

ゆえ、顔くしゃくしゃにしては、笑わないからね!とここで宣言しておこう(笑)

 

講座の詳細はこちら。

ソニーαアカデミー
菅原ヒロシの写真講座ポートレート撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

ソニーのカメラをお持ちの方、ぜひご参加くださいませ^^